第57回東京六大学対校陸上競技大会(4月6日)

シーズンの幕開けは、春とは名のみの風の寒さ。しかし、慶應義塾大学日吉陸上競技場には、幕開け大会特有の熱気が漂っていた。そして、鋭いラストを見せた、ルーキー吉倉ナヤブ直希(社学1・早実)と上級生になった間瀬田純平(スポ科3・鳥栖工業)2選手の仕上がりの良さが目についた。

<(扉の写真)5000mで優勝した間瀬田が、優勝者インタビューで、「(昨年の1500m中心から)今シーズンは、10000m、5000mに積極的に挑んでいきたい」と語った>

●男子対校1500m
1着 吉倉ナヤブ直希(社学1・早実)3分48秒60
2着 岩下和史(スポ科2・神大付属)3分49秒15
3着 加世堂懸(明大2)913分49秒

前を行く岩下(ゼッケン41)をルーキー吉倉がラスト50mで捉え、ワンツーフィニッシュ。

●男子対校5000m
1着 間瀬田純平(スポ科3・鳥栖工業)13分55秒61(自己新)
2着 秋吉拓真(東大3)13分56秒28
3着 大島史也(法大3)14分00秒67
6着 工藤慎作(スポ科2・八千代松陰)14分08秒48

間瀬田は、ラスト1周で60m先行していた東大・秋吉をジリジリ追い、ホームストレートで一気に抜き去る。

日本学生ハーフの激走から、1カ月、まだ重そうな走りだった工藤。

●男子対校3000mSC
1着 安田陸人(慶大3)8分47秒04
2着 湯田陽平兵(法大2)8分52秒02
3着 草野洸正(商4・浦和高)8分57秒20(自己新)

草野は、粘り強く走り、ラストの追い上げで、関東インカレ参加A標準記録(9分08秒00)をクリア、9分の壁も「突破」した。

▽男子オープン1500m
1着 新井晴文(明大4)3分51秒64
2着 櫻井駿祐(立大4)3分51秒96
3着 加庭翔太(法大1)3分53秒53
6着 日野斗馬(商4・松山東)3分56秒29

▽男子オープン5000m
<1組>
1着 佐久間大河(明大2)14分44秒00
2着 川端春叶(スポ科2・北見北斗)15分06秒01(自己新)
3着 栗原周平(創造理工2・真岡高)15分15秒39
8着 浅川京平(スポ科1・早実)16分15秒09


川端(前)と栗原


浅川京平。

<2組>
1着 原口照規(法大3)14分42秒15
2着 稲生健人(慶大2)14分43秒32
3着 小平敦之(政経2・早実)14分45秒47


9着 宮本優希(人科2・智辯和歌山)15分00秒91
12着 門馬海成(政経3・会津高)15分03秒07


(前)宮本
13着 高尾啓太朗(商2・佐倉高)15分03秒90


19着 安江悠登(法2・西武文理)15分29秒46


<3組>
1着 藤本進次郎(教3・清風高)14分07秒59(自己新)


2着 東原豪輝(明大4)14分10秒71
3着 平山櫂吏(法大1)14分19秒14
6着 和田悠都(基幹理工4・早実)14分24秒69(自己新)


11着 瀬間元輔(スポ科1・東農大二)14分35秒33
14着 宮岡凛太(商3・鎌倉学園)14分37秒07


前・宮岡をルーキー瀬間が捉える。

16着 武田知典(法2・早実)14分39秒59
19着 伊藤幸太郎(スポ科2・春日部高)14分41秒91


(前)武田と伊藤。
<4組>
1着 堀 颯介(明大3)14分02秒89
2着 國安広人(立大3)14分03秒15
3着 成合洸琉(明大1)14分04秒55
4着 菅野雄太(商4・西武文理)14分07秒65
8着 伊福陽太(政経4・洛南高)14分18秒25


菅野は、対校レース出場の工藤(前)に最後までくいさがった。


2月11日に行われた第62回延岡西日本マラソンで、2分09秒26という早稲田新記録を樹立した伊福。調子を戻すには、少し時間がかかりそうだ。

●男子対校得点
1位 早大160点
2位 法大156点
3位 慶大147点
4位 東大56点
5位 立大51点
6位 明大50点

●女子対校得点
1位 早大27点
2位 法大15点
3位 慶大14点
4位 東大2点
5位 明大2点

2024-07-29