「平林効果」というのだろうか。2月25日に開催された大阪マラソンで、初マラソン日本最高記録(2時間06分18秒)を叩き出した先輩の平林清澄に続けとばかりに、國學院大・青木瑠郁が、14キロで、先頭集団から飛び出し、そのまま逃げ切った。実に強い勝ち方だった。
そこで、早大には、「伊福効果」があったのか。伊福陽太(政経3・洛南高)も、平林の記録には及ばずながら、2月11日に行われた延岡西日本マラソンで、2時間09分26秒という早稲田記録を樹立しているのだ。先輩の激走に、他の選手が刺激を受けないはずはない。さっそく、工藤慎作(スポ科1・八千代松陰)に「伊福効果」が表れ(?)、62分29という好記録で3着、表彰台に上った。また、来シーズンAチーム入りを狙う選手たち、あるいは箱根メンバーに入りながら出場できなかった選手たちも、それぞれに気合十分の走りを見せてくれた。とくに64分台の自己新記録を出した草野洸正(商3・浦和高)と伊藤幸太郎(スポ科2・春日部高)には、このまま上昇一途を期待したい。(扉の写真は、17キロでタイムを確認する工藤)。
<コース:陸上自衛隊立川駐屯地滑走路・国営昭和記念公園とその外周道路>
1着 青木瑠郁(國學院大2)62分06秒
2着 近田陽路(中央学院2)62分19秒
3着 工藤慎作(スポ科1・八千代松陰)62分29秒(自己新)
4着 白川陽大(中大2)62分30秒
5着 鳥井健太(青山学院1)62分37秒
6着 塩出翔太(青山学院2)62分45秒
7着 小暮栄輝(創価大3)62分48秒
8着 深堀 優(東京農大2)62分50秒
9着 原田洋輔(東京農大2)62分58秒
10着 生駒直幸(国士館大2)62分58秒
74着 宮岡凛太(商2・鎌倉学園)64分08秒
110着 和田悠都(基幹理工3・早実)64分38秒
117着 草野洸正(商3・浦和高)64分45秒(自己新)
144着 伊藤幸太郎(スポ科2・春日部高)64分59秒(自己新)
166着 藤本進次郎(教2・清風高)65分15秒(自己新)
258着 宮本優希(人科1・智辯和歌山)66分08秒(初記録)
327着 門馬海成(政経2・会津高)66分54秒
457着 栗原周平(創造理工1・真岡高)68分18票(初記録)
479着 武田和典(法1・早実)68分34秒(自己新)
526着 小平敦之(政経1・早実)69分13秒(初記録)
587着 安江悠登(法1・西武文理)69分54秒(初記録)
596着 増永峰土(商2・逗子開成)70分00秒
614着 川端春叶(スポ科1・北見北斗)70分20秒(初記録)