第56回全日本大学駅伝関東学連推薦校選考会(6月23日)

全日本駅伝予選会への出場資格は、8選手の10000mの合計タイム、上位20校に与えられるのだが、この予選会の難しさは、ある意味、箱根の予選会以上だともいえる。

箱根が各校12選手走って、上位10選手の合計タイムで競うのに対し、全日本は、出場8選手全員の合計タイムなのだ。これは、一人のブレーキが致命的になるということを意味する。
1組で、「致命傷」を負ったのは、順大だった。関東インカレ3000mSCチャンピオンの村尾雄己がまさかの最下位に沈み(40着)、波乱の幕開けとなった(最終結果は、17位で、伊勢への道を絶たれた)。

早大も2組終了時点で、8位。いやな予感がよぎったが、3組で山口竣平、伊藤大志が堅実に走り、4組ではエース山口智規が(こういう言い方はしたくないが)日本選手トップでフィニッシュし、最終3位に押し上げた。(於:相模原ギオンスタジアム)

(扉の写真は、自己新で3組7位と健闘した山口竣平)

<1組>

1着 松井海斗(東洋大1)29分25秒69
2着 東原豪輝(明大4)29分28秒79
3着 滝本朗史(神大2)29分28秒79
15着 山崎一吹(スポ科2・学法石川)29分40秒39
19着 間瀬田純平(スポ科3・鳥栖工業)29分42秒99


5200mで先頭に立った間瀬田(前)だが、6400mで山崎(後ろ)が前に出ると、間瀬田は順位を下げていった。

1組終了時の順位
①神大、②明大、③日体大、④東海大、⑤山梨学院、⑥立大、⑦早大、⑧東洋大

<2組>
1着 網本佳悟(東洋大3)29分50秒85
2着 竹割 真(東海大3)29分53秒19
3着 石塚陽士(教4・早実)29分53秒21
26着 菅野雄太(教4・西武文理)30分26秒91


ラストで抜け出したかにみえた石塚も、網本、竹割に逆襲され、2組3着に。


菅野は、序盤こそ先頭をいく石塚についていたが、遅れ始めると、ズルズルと後退。チームも8位に後退。

2組終了時の順位
①東海大、②神大、③東洋大、④日体大、⑤明大、⑥立大、⑦山梨学院、⑧早大

<3組>
1着 石田洸介(東洋大4)28分58秒11
2着 林虎太朗(立大4)29分04秒32
3着 國安広人(立大3」29分04秒86
7着 山口竣平(スポ科1・佐久長聖)29分11秒26(自己新)
9着 伊藤大志(スポ科4・佐久長聖)29分11秒72


2組の結果を受けて、キャプテン伊藤が積極的にレースを引っ張る。


じっくりとレースの流れをを読みつつ、最後は高校の先輩・伊藤に先着した山口。

3組終了時の順位
①東海大、②東洋大、③立大、④日体大、⑤早大、⑥帝京大、⑦明大、⑧神大

<4組>
1着 ジェームス・ムトゥク(山梨学院3)28分08秒12
2着 シャドラック・キップケメイ(日大2)28分25秒28
3着 ジョンソン・モゲニ(亜大2)28分33秒02
4着 山口智規(スポ科3・学法石川)28分36秒15
19着 工藤慎作(スポ科2・八千代松陰)29分07秒55

最終順位(7位まで予選通過)
1位 東海大 3時間55分28秒21
2位 東洋大 3時間55分37秒45
3位 早 大 3時間55分50秒18
4位 日体大 3時間55分55秒62
5位 立 大 3時間56分19秒26
6位 帝京大 3時間56分45秒83
7位 神 大 3時間37分33秒67
8位 明 大 3時間57分49秒31

2024-08-15