第310回日体大長距離競技会(11月25日)

いわゆる「一般組」の選手が、大挙出場した、いわゆる「日体大記録会」。自己記録を更新したのは、日野斗馬(商3・松山東)と高尾啓太朗(商1・佐倉高)の2選手だけだったが、ほとんどの選手が、果敢に先頭に立つという積極的なレース運びをみせ、「来期こそAチーム入りを狙うぞ」という、意気込みを十分に感じさせてくれた。この姿勢こそが、レベルアップの原動力になるのだと思う(本当は、出場全選手の自己新を期待していたのだが)。

扉の写真は、先頭争いをする日野(ゼッケン22)、高尾(14)、小平(5)

●男子5000m
<4組>
1着 古屋拓夢(御殿場・滝ケ原自衛隊)15分15秒07
2着 井上 洸(八戸学院光星高)15分15秒96
3着 川端春叶(スポ科1・北見北斗)15分16秒63

2000m過ぎに飛び出し、3000mでは、後続を40mほど離した。しかし、4000mで、先頭を譲ると、粘り切れず、惜しくも3着に。

<5組>
1着 栗原周平(創造理工1・真岡高)15分18秒54
2着 田下輝稀(上田西高)15分21秒87
3着 相澤 航(FREERUN)15分22秒78

3000mでペースを上げ、そのまま独走。ラストで少し詰められたが、堂々のレースぶりだった。

<7組>
1着 森川凛太郎(関東学院大)14分48秒69
2着 吉野琢朗(新潟医療福祉大)14分54秒32
3着 佐川元太(G-tec)14分54秒66
7着 安江悠登(法1・西武文理)15分02秒10

安江も、中盤、レースを引っ張る。最後まで粘り切れなかったが、力みのない柔らかなフォームが印象に残った。

<10組>
1着 佐藤蒼空(山形中央)14分44秒82
2着 森田大介(亜細亜大)14分47秒55
3着 宮本優希(人科1・智辯学園和歌山)14分49秒46
4着 増子陽季(人科1・大田原高14分50秒13

宮本(前)と増子は、交互に先頭に立つ積極的な走りで、終盤まで先頭争いを繰り広げた。

<11組>
1着 キム・テワン(韓国実業団連盟)14分35秒75
2着 木村優仁(佐久長聖)14分40秒67
3着 松下晃大(絆ランニング倶楽部)14分42秒08
11着 門馬海成(政経2・会津高)14分52秒06

先頭集団には付ききれなかったが、中盤、第2集団で踏ん張る門馬。

<13組>
1着 日野斗馬(商3・松山東高)14分42秒89(自己新)
2着 高尾啓太朗(商1・佐倉高)14分43秒33(自己新)
3着 小平敦之(政経1・早実)14分44秒60

日野と高尾のデッドヒート。先輩、日野が貫録の先着。

小平は、終盤一度は落ちたものの、ラストの強襲鋭く、3着に飛び込んだ。

<16組>
1着 阪口竜平(On)14分22秒03
2着 園木大斗(中大)14分22秒60
3着 青木貴也(東海大)14分31秒90
9着 武田和典(法1・早実)14分38秒97

いい位置でレースを運んでいた武田だが、3000m過ぎから先頭から落ち始め、苦しい走りになった。

2023-11-26