関東インカレ(2日目 5月20日)

長距離選手の表彰台は、大会初日の10000mにつづいて、1500mでも実現した。このままの勢いで、ハーフマラソン、3000mSC,5000mにつなげてほしいものだ。

男子1500m決勝は、ルーキー間瀬田純平が、400mから、ロングスパートを図ったが、1100mでつかまり、後退。そこからは飯澤千翔(東海大)が抜け出し、そのまま逃げ切った。飯澤を追った菖蒲敦司は、ゴール直前で高村比呂飛(日体大)に並ばれ、1000分の1秒判定(菖蒲は予選も1000分の1判定、珍しい記録ではないか)の結果、惜しくも3着。菖蒲は勝負どころで相手の動きをうかがう「クセ」があり、このレースではそれが裏目に出た結果といえる。やはり、トラックのラストは無心の集中力が大事だろう(1着でなければ、2着も3着も同じだという考えもあるが、それは本当に強い選手だけに許される「ぜいたく」だ)。

(扉の写真は表彰台の菖蒲。飯澤に贈られた花束を掲げて、喜びを表した)

●男子1500m決勝
1着 飯澤千翔(東海大)3分44秒44
2着 高村比呂飛(日体大)3分45秒533
3着 菖蒲敦司(スポ科3・西京高)3分45秒538
10着 間瀬田純平(スポ科1・鳥栖工)3分47秒62

直線では、相手を見ている「ヒマ」はないはずだが。

菖蒲も最後に一伸びしたが。

大逃げを打った間瀬田。ルーキーらしい果敢なトライだった。

●女子10000mW決勝
1着 内藤美唯(神大)46分43秒31
2着 梅野倖子(順大)46分55秒33
3着 小出佳奈(順大)49分25秒54
7着 木村 和(人科4・横手高)51分50秒71

落ちてくる選手を次々に拾い、粘りの7位入賞、木村のゴール。

●男子5000m予選(10着+4)
<1組>
1着 三浦龍司(順大)13分51秒90
6着 石塚陽士(教2・早実)14分00秒13

まずまずの記録で決勝に進んだ石塚。

<2組>
1着 ムサンガ・ゴッドフリー(駿河台大)14分08秒28
4着 山口智規(スポ科1・学法石川)14分11秒66
7着 伊藤大志(スポ科2・佐久長聖)14分12秒08

(上の写真、前)伊藤、(後ろ)山口。山口は、序盤からスローペースがつづくのを察し、6000mから先頭に立って引っ張る(下の写真)。

▼今日の表彰台▼

110mH 3着 池田海(スポ科2・松山北)

4×100m 2着(左上から時計回りに、西裕太=教3・埼玉栄東、稲毛碧=スポ科3・東京学館新潟)、三浦励央奈=法政二)、澤大地(スポ科4・草津東)

2022-05-21