練習の一環とはいえ、この時期に長い距離を「気持ちよく」走り切ることは、来シーズン、必ず「経験効果」が出るはずだ。上尾ハーフで一皮むけた伊澤優人が、青梅でも積極的な走りで、自信と意欲を感じさせた。ただし、終盤、失速したのは反省材料だ。その終盤、20キロでは、1分21秒あった伊澤との差を25キロすぎに逆転した遠藤宏夢の追い上げも見事だった。2選手とも新4年生としての自覚の表れと言っていいだろう。遠藤、三上多聞に食らいついた佐藤晧星の粘りも目を引いた。
●30キロ(高校生以上40歳未満)
1着 チェボティビン・エゼキエル(サンベルクス)1時間29分32秒(大会新)
2着 木津晶夫(カネボウ)1時間33分30秒
3着 坪井 慧(法大)1時間33分34秒
14着 遠藤宏夢(商3・國學院久我山)1時間37分33秒
16着 伊澤優人(社学3・東海大浦安)1時間38分03秒
25着 三上多聞(商3・早実)1時間38分29秒
29着 佐藤晧星(人科1・幕張総合)1時間38分58秒
54着 山口賢助(文1・鶴丸高)1時間43分13秒
71着 大木皓太(スポ科3・成田高)1時間46分48秒
20キロ手前、遠藤、三上、佐藤。遠藤はここからが強かった。
10キロを通過した佐藤(左)、遠藤、その後ろ、三上、山口。
20キロ手前の伊澤、遠藤に逆襲されるとは思えなかったが。右の写真は大きく遅れた大木。
20キロ手前、山口はまだスタミナに課題。