第97回関東学生対校(1日目・5月24日)

初日は、男女10000mがトラック唯一の決勝種目だったが、男子は永山博基が欠場したため、太田智樹が孤軍奮闘のレースとなった。淡々と進んだ序盤から、4000m過ぎに外国人選手がペースを上げると、5000mで、上位は、ワンブイ、ニャイロのほか、(扉の写真前から)、西山和弥(東洋大)、塩尻和也(順大)、川澄克弥(大東大)、太田智樹の6人に絞られた(かに見えた)。しかし、5600mで、太田が脱落。6600mでは後続にも飲み込まれ、入賞を逸した。(於:相模原ギオンスタジアム)

ここで、こんなことを書いていいのか迷ったが……今朝、テレビをつけたら、青山学院の原晋監督が映った。関東インカレのさなか、何事かと思って見ていると、日大アメリカンフットボール「事件」のコメンテーターとして呼ばれたようだった。青山学院は長距離のエースが性的事件を起こしたにもかかわらず、監督からの謝罪会見はなかったはず。Bチームの選手が電車で痴漢行為をしたため、即座に監督を辞任した東洋大の川嶋伸次監督とは実に対照的だった。どちらの「事件」が深刻だったかは言うまでもない。テレビが呼ぶべきは、川嶋前監督であって、原監督ではないだろう。そもそも原監督にコメントする資格があるのだろうか。アマチュアスポーツの監督にとって、何が大切なのかを考える参考になると思い、あえて、ひと言(それにしては長すぎるけどね)。

●女子10000m
1着 関谷夏希(大東大)33分29秒53
2着 上田雪菜(筑波大)33分34秒70
3着 五島莉乃(中大)33分54秒25
32着 古賀清華(文講4・筑紫女学園)37分20秒10

初の大舞台、初のエンジ。その緊張が解けないままスタートした感のあった古賀。序盤こそ先頭集団にしっかりついていたが、順調なプロセスを踏めなかった影響もあり、中盤以降、動きがとまった。

●男子10000m
1着 パトリック・M・ワンブイ(日大)28分21秒45
2着 ドミニク・ニャイロ(山梨学院)28分25秒55
3着 塩尻和也(順大)28分26秒64
4着 西山和弥(東洋大)28分54秒82
5着 川澄克弥(大東大)29分04秒85
6着 橋本龍一(順大)29分07秒79
7着 相澤 晃(東洋大)29分08秒27
8着 中山 顕(中大)29分09秒08
15着 太田智樹(スポ科3・浜松日体)29分34秒41

入賞圏から遅れたグループ。前から野田一輝(順大:11着)、永戸聖(山梨学院:13着)、太田。

2018-05-25