早大の女子長距離選手が4年間、モチベーションを持ち続けるのは難しいだろうと思う。あまりに人数が少ないため、ライバル同士が競い合い「切磋琢磨」しながら成長していくというプロセスを踏みにくいことも一つの理由だ。また、駅伝のある男子と違い、チームワークも形成しにくい。そうした中でも、エンジのユニフォームで走りたいという思いは男子と同じだ。
故障に苦しみながらも、コツコツと練習を重ね、4年生で初めてエンジを着た(関東インカレ)古賀清華が日体大最後のレースに臨んだ。めでたく、集大成となったのか。
(扉の写真は、右から田貝、古賀、大前=古賀の1年先輩。3年まで、早大競走部)
●5000m
<2組>
1着 野添佑莉(三井住友海上)16分40秒88
2着 大澤由菜(東農大)16分59秒11
3着 田代なのは(東海大付属静岡翔洋高)17分00秒77
7着 大前千晶(横浜市陸協)17分13秒59
32着 古賀清華(文構4・筑紫女学園)17分53秒56
積極性が身上の古賀だが、ラストランは後方から滑り出し、後方のままに終わった。故障明け、久しぶりのレースとあって、レース勘が戻らなかったのか、「不甲斐ないレース」(本人談)となった。