第30回上尾シティマラソン(11月19日)

入賞こそ逃したが、4年生が自己新を連発して、箱根への気構えを見せてくれた。なかでも、距離不安のあった谷口耕一郎が63分台に迫る記録を出したのは、明るい材料だ。

風が強く、スローな展開になったため、集団がなかなか崩れず、明らかに終盤勝負のレースになった。トップを引っ張っていた石田康幸、藤原滋記だったが、15キロで駒大勢がペースを上げると、ついていけなかった。上位とは「ちょっと」の差だったかもしれない。しかし、本番では「ちょっと」×10に増幅されるのだ。その意味で、終盤の「粘りと切れ」が課題として残った。また、新しい力が最低でも64分30秒まで押し上げてほしかったというのが率直な感想だが、落ち込むことはない。箱根に向けての「試走」だったと開き直って、頭と足を切り替えればいいだけ。ここまできたら、悲観より楽観を優先させよう。

●ハーフ大学生男子の部
1着 サイモン・カリウキ(日本薬科大)61分25秒
2着 パトリック・ワンブイ(日大)61分37秒
3着 片西 景(駒大)63分00秒
4着 伊勢翔吾(駒大)63分10秒
5着 關 颯人(東海大)63分12秒
6着 湯澤 舜(東海大)63分12秒
7着 大西日暉(神大)63分15秒
8着 西川雄一朗(東海大)63分16秒
9着 下 史典(駒大)63分19秒
10着 藤原滋記(スポ科4・西脇工業)63分22秒(自己新)

12着 石田康幸(商4・浜松日体)63分28秒(自己新)

31着 谷口耕一郎(スポ科4・福大大濠)64分09秒(自己新)

写真はすべて20キロ地点だが、谷口だけは他校選手の陰にいたのか、気づかず、かろうじて顔の見える3キロ地点の写真(前に吉田の顔も)。

36着 清水歓太(スポ科3・群馬中央中等)64分16秒

67着 遠藤宏夢(商2・國學院久我山)65分10秒(自己新)

83着 真柄光佑(スポ科2・西武文理)65分25秒(自己新)

120着 西田 稜(政経3・早大学院)65分58秒(自己新)

126着 吉田 匠(スポ科1・洛南高)66分05秒(自己新)

127着 河合祐哉(スポ科4・時習館)66分06秒

154着 三上多聞(商2・早実)66分48秒(自己新)

 

 

 

 

 

2017-11-19