第249回日体大長距離競技会(4月24日)

昨日の齋藤雅英(1500m)につづき、今日も1年生の遠藤宏夢、伊澤優人が5000mで自己記録を更新して元気のいいところを見せてくれた。5000mでは、上級生の鈴木洋平、光延誠が「ちょっぴり」自己記録を塗り替えたが、圧巻は自己記録大幅更新の西田稜だ。上下動のない省エネ走法にデビュー当時から注目していたが、これほど早い段階でここまでスピードを上げられるとは正直思ってもみなかった。三戸格(2009年卒)以来の政経、神澤陽一(2010年卒)以来の学院選手のAチーム入りが期待される。

(扉の写真は最後の直線、西田とHonda・前田悠貴OB。前田は次走、ぎふ清流ハーフマラソンの練習ということで、この日、2本 走って、14分30秒、14分17秒)

●5000m
<18組>
1着 中神恒也(神大)14分38秒17
2着 小原祐生(愛知製鋼)14分41秒03
3着 鈴木聖人(東京国際大)14分50秒06
16着 三上多聞(商1・早実)15分00秒42
32着 金森博至(スポ科1・鳴門高)15分18秒89

18-2
三3金4

(左)三上は積極的なレース運びをしたが、ペースの上げ下げにやや消耗したか、終盤まで粘り切れなかった。(左)金森はじっくり構えていたが、3000からのペースアップにつけなかった。

<21組>
1着 福島洋佑(東大)14分30秒73
2着 江島竣太(國學院大)14分33秒17
3着 内山涼太(東京国際大)14分33秒45
15着 川村裕幹(基幹理工4・和歌山桐蔭)14分52秒32

川3

川村は素軽い動きに力強さが増して、復調の気配。

<22組>
1着 金井優介(中央学院)14分33秒23
2着 遠藤宏夢(商1・國學院久我山)14分37秒25(自己新)
3着 蝦夷森章太(愛知高)14分37秒98
9着 伊澤優人(社科1・東海大浦安)14分45秒06(自己新)

遠藤2伊2-1

ペースの落ちた3000すぎで仕掛けるなど、遠藤の積極性も目についた。伊澤も粘っこいの走りで、自己新。

<25組>
1着 大谷智希(明治学院)14分22秒72
2着 中谷貴弘(城西大)14分24秒54
3着 求 大地(日大)14分27秒53
23着 河合祐哉(スポ科3・時習館)14分45秒08

河合

やや速いペースに3000以降つききれなかった河合。それでも、40秒台で走れたのは力のついた証拠。

<26組>
1着 大石 巧(城西大)14分23秒44
2着 桃澤大祐(上伊那陸協)14分24秒83
3着 鴇澤駿介(大東文化)14分25秒38
10着 西田 稜(政経1・早大学院)14分29秒68(自己新)

西2

西田は自らレースをつくり、自己記録を大きく更新した。本日のMVPといっていいだろう。

<30組>
1着 石井健登(日大)14分02秒97
2着 菊地聡之(城西大)14分04秒15
3着 セルナルド祐慈(創価大)14分04秒16
23着 鈴木洋平(スポ科4・新居浜西)14分18秒06(自己新)

鈴ラス

自己記録をわずかに更新しただけだが、鈴木が力を出せる状態になったことはチームにとって、大きな起爆剤になるはずだ。

<31組>(日本人トップ3)
8着 松枝博輝(富士通)13分43秒22
9着 大石港与(トヨタ自動車)13分43秒91
10着 八木沢元樹(小森コーポレーション)13分45秒28
19着 光延 誠(スポ科3・鳥栖工業)13分53秒08(自己新)

光2

学生選手では、松村陣之助(城西大=12着46秒23)に先着されたが、関東インカレでは巻き返す!

2016-04-25