なぜか、ここで好成績を収めた早大の選手は、翌年の箱根駅伝で区間賞を獲っているのだ。箱根と「相性のいい」大会といえるかもしれない。昨年、優勝した井戸浩貴は9区で区間賞。3年前、1年生のときに2着だった高田康暉は2区で区間賞。石田の来季を「占う」うえでも、その走りが注目された。15キロまで、青山・一色恭志のつくるペースに、石田は楽についていた。しかし、16キロすぎ、青山勢にペースを上げられると、一気に差をつけられた。結果、ここ数年、この大会に大攻勢をかけてくる青山学院の選手が上位を独占し、変わらぬ勢いをみせた。
それにしても、青山の始動は速い。箱根駅伝を走った(3年生以下)6人のうち、5人までが、神奈川と丸亀に出場して、まずまずの結果を出しているほか、新戦力も台頭。今年も、駅伝シーンは青山学院を中心に展開していきそうだ。
(扉の写真は7キロ地点。於:日清オイリオグループ横浜磯子事業所発着磯子周回コース)
1着 一色恭志(青山学院)63分03秒
2着 橋本 陵(青山学院)63分33秒
3着 橋詰大慧(青山学院)63分36秒
4着 下田裕太(青山学院)63分41秒
5着 渡邉利典(青山学院)63分47秒
9着 石田康幸(スポ科2・浜松日体)64分13秒(自己新)
一色を先頭に14キロを通過(右)、ラスト1キロ、ギリギリ63分台かと思われたが(左)。
●第70回丸亀ハーフマラソン(2月7日)
大学生選手のみ
5着 中谷圭佑(駒大)61分21秒
6着 工藤有生(駒大)61分25秒
14着 塩谷圭太(中央学院)62分11秒
18着 石川颯真(日大)62分20秒
19着 秋山雄飛(青山学院)62分29秒
20着 中村佑紀(青山学院)62分35秒
33着 永山博基(スポ科1・鹿児島実業)62分55秒(自己新)