第245回日体大長距離競技会(6月7日)

先頭に決して立たず、先頭から決して離れず。スローペースに焦れて飛び出すいつもの浅川とは別人の浅川倖生が、今日は実にクールな走りを見せた。そして、ラストはスプリントの違いを見せつけ、接戦を制した。今の浅川に必要なのは、記録より勝つことだ。その意味で、このレースは「間違いなく」浮上のきっかけになるだろうと思う。
前々回の日体大(4月26日)では、早いペースに中盤で脱落した小澤直人は、落ちそうだった4000mすぎを耐え、粘ったあとの仕上げはキレのあるスパートで2着のゴール。小澤もここから本領を発揮してくるだろうと思わせる好レースだった。2選手とも記録を狙うのはこれからだ。

●男子5000m
<25組>
1着 浅川倖生(スポ科3・西脇工業)14分34秒38
2着 坂口拓男(東海大)14分36秒17
3着 伊藤 翼(中央学院)14分36秒17

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上級生の上昇ムードに浅川もこのまま乗っていきたい。

<27組>
1着 勝谷徳仁(筑波大)14分24秒24
2着 小澤直人(スポ科1・草津東)14分26秒27
3着 大沼 睦(NDソフ))14分26秒56

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ラスト400mではトップから少し離れた5番手だったが、しっかり前を追い、ホームストレートでは2着争いから抜け出した。

 

2015-06-07