1月1日恒例の「第63回元旦競歩大会」は、神宮外苑・絵画館周回路(1周1350m)で行われた。
「勝つ」と「公約」していた小林快は、2周目前に野田明宏(明大)をかわし、先頭に立つと、3周目からは独走。大会記録に1秒及ばなかったものの、好記録で優勝を飾った。今年、あらゆる競技の公式戦で日本最初の優勝者となった(だろう)。
歌舞伎の『三人吉三』ではないが「こいつぁ春から縁起がいいわえ」と叫びたくなるような快勝は、間違いなく「箱根組」に「はずみ」をつけるはずだ。
1位 小林 快(社学・秋田工業)1時間22分39秒
2位 野田明宏(明大)1時間23分18秒
3位 鈴木雄介(富士通)1時間23分20秒
ガッツポーズでゴール。
右手に持つのは、この大会の生みの親・津田直彦氏のご遺族から贈られる楯。津田氏は1964年の東京オリンピックで日本人初の国際競歩審判員の資格をとったそうだ。
2周目まで小林に野田(小林の後ろ)が食い下がっていたが、あっさり引き離された。