2日目の5000mは故障明けの選手が多く、復調度が注目された。なかでは、早い組で走った臼田康一郎のレースぶりが光った。記録こそ物足りないが、こうした「あきらめない」走りをつづければ、結果は必ずついてくるはずだ。
故障明け選手のスタートは「まずまず」と「まだまだ」に分かれたが、故障がムダにならなかったと言えるような「これから」が大事だろう。
●男子5000m
<11組>
1位 臼田康一郎(商2・佐久長聖)15分14秒75
2位 諸坂裕矢(日体大)15分16秒21
3位 古賀一輝(山梨学院)15分17秒79
3000m過ぎに先頭集団から落ちた臼田。このままズルズル下がるかと思われたが、終盤、盛り返し、ラストで一気に抜け出した。
<18組>
1位 中村大成(東北高)14分40秒79
2位 山口優希(花咲徳栄)14分41秒27
3位 山川優希(花咲徳栄)14分41秒78
19位 岡田健志(スポ科4・奈良高)14分58秒20
久しぶりのレースに加え、就活中の練習不足が懸念された岡田。なんとか14分台に届いた。
<19組>
1位 佐俣一輝(びわこ成蹊スポーツ大)14分32秒93
2位 彦坂 要(愛知製鋼)14分39秒03
3位 高橋遼太(國學院大)14分41秒73
13位 大島遼太郎(スポ科2・下妻一高)14分56秒15
こちらも久しぶりの大島。自己新と書いたのは勘違いでした(訂正)。
<20組>
1位 茂木洋晃(東農大)14分35秒02
2位 佐藤諒太(帝京大)14分38秒17
3位 宮田峻佑(日大)14分41秒09
10位 藤澤怜欧(スポ科3・多摩高)14分46秒65
25位 前野陽光(スポ科3・多摩高)15分00秒06
藤澤は「なかなか」自己記録の壁を破れずにいるが、「そろそろ」ブレイクスルーを!
このところ粘り切れないレースのつづく前野。藤澤同様、壁を突き破れ!
<21組>
1位 平山雄大(明大)14分17秒73
2位 江頭賢太郎(明大)14分21秒33
3位 室伏穂高(加藤学園)14分23秒09
17位 徳留 駿(法4・早大本庄)14分50秒04
DNF 川村裕幹(2600mで競走中止)
こちらも久しぶりの徳留。「まだまだ」も「そこそこ」の粘りを見せた。
<22組>
1位 末山貴文(NTT西日本)14分22秒22
2位 清水歓太(中央中等教育学校)14分22秒39
3位 川野敬介(明大)14分23秒39
14位 中村駿介(社学3・岡崎城西)14分38秒72
30位 山田侑矢(スポ科4・伊勢高)15分07秒58
3000mから先頭に立ち、自己記録更新ペースで2周引っ張ったが、残り1000mを粘れなかった中村。
山田は中盤から動けず、不本意な結果に終わった。
<24組>
1位 ジョン・マイナ(拓大)14分07秒82
2位 下 史典(伊賀白鳳高)14分08秒14
5位 矢澤 曜(日清食品グループ)14分15秒37
こちらも故障明け。12月に走り始めたという矢澤は、ここがスタートだ。
<24組>
1位 三宅一輝(中大)14分03秒17
2位 廣瀬大貴(大阪ガス)14分03秒69
3位 徳永 照(中大)14分05秒25
12位 柳 利幸(教3・早大本庄)14分13秒18
26位 安井雄一(スポ科1・市立船橋)14分24秒40
36位 石田康幸(スポ科1・浜松日体)14分42秒59
5位 伊藤和麻(住友電工)14分07秒69
17位 佐々木寛文(日清食品グループ)14分15秒73
自分でレースをつくるより、流れに任せて走った柳は、復調までもう少しだ。
レースの流れに乗れず、記録的には不満が残るが、安井もそこそこの走り。
後方のままで終わった石田。巻き返しはこれからだ。
竹澤健介と同じ住友電工に入った伊藤和麻(36)と日清食品グループの佐々木寛文(47)