第240回日体大長距離競技会(10月26日)

先週の早稲田大学記録会に出場しなかった故障明けの3選手が、久しぶりに健志台陸上競技場に顔を見せた。それぞれが、調子を確かめるように、慎重かつ積極的な走りをした。後半に足が止まるレースのつづいていた前野が終盤まで粘れたのは、小さいながらも「収穫」だったと言える。

●5000m
<21組>
1位 鵜野正明(神大)14分46秒29
2位 鎌田祐生(中央学院)14分48秒16
3位 山岸広海(上武大)14分50秒13
27位 谷口耕一郎(スポ科1・福大大濠)15分23秒72

谷口

「夏合宿で捻挫して、10月から走りはじめた」という谷口は、1200mで先頭に立ち、中盤までレースを引っ張った。しかし、急仕上げもあり、2400m以降はずるずると後退。それでも終盤に盛り返す気力を見せた。「400mのポイント練習がうまくできたので、積極的に前に出たが、やはり練習不足か、もちこたえられなかった」(谷口)

<22組>
1位 秋山隼人(専大)14分41秒73
2位 吉田秀諭(山梨学院)14分43秒94
3位 郷右近辰也(大東文化)14分44秒21
13位 前野陽光(スポ科3・多摩高)14分50秒05

前野

2週間前から走りはじめたという前野は、平均ペースにうまく乗り、故障明けとしてはまずまずの走りを見せた。「もう少し走れると思った」と悔しそうな表情を見せた前野だが、飛躍の足掛かりになる「いい」レースだった。

<23組>
1位 三浦隆稔(南陽市役所)14分32秒46
2位 枝村高輔(神大)14分33秒02
3位 芝 遼平(神大)14分35秒63
11位 浅川倖生(スポ科2・西脇工業)14分47秒60

浅川

ペースの上げ下げにうまく対応し、先頭グループについていた浅川だが、3400mから遅れ、まだ復活途上だ。

 

 

2014-10-26