第27回上尾シティマラソン(11月16日)

伊勢で不完全燃焼に終わった高田康暉、中村信一郎、佐藤淳が、それぞれ「モヤモヤ」を払拭する走りで、入賞を果たした。とくに、高田は終盤、ともに抜け出した大東大・市田孝とのデッドヒートを制し、トップでゴール。2区区間賞の走りがようやく戻ってきたといえるだろう。ルーキー安井も63分台前半で走り切り、箱根での活躍が期待される。また、距離に不安のあった三井が64分そこそこで入ったのも収穫だった。ただ、4年生に元気がなかったのが、不安材料として大きく残った。

早大選手に自己新が続出したとはいえ、主力選手が出ていない中、3人が62分台で入賞した駒大の強さは、やはり脅威だ。
柳のほか、1年生と4年生の奮闘なくして、逆転は難しい。武田凛太郎、平和真が間に合うのか。井戸を含めて、2年生トリオが優勝のカギを握っているとも言える。あとひと月の押し上げに注目だ!

(扉の写真は残り1キロ、市田を引き離しにかかる高田)

トロフィー2・3

高田は来年3月開催のニューヨークシティハーフに招待される。(下の写真)満足感あふれる中村(左)と佐藤。

1位 高田康暉(スポ科3・鹿児島実業)62分02秒(自己新)
2位 市田 孝(大東大)62分03秒
3位 工藤有生(駒大)62分18秒
4位 中村信一郎(スポ科3・高松工芸)62分30秒(自己新)
5位 服部弾馬(東洋大)62分31秒
6位 猪浦 舜(駒大)62分32秒
7位 大塚祥平(駒大)62分32秒
8位 佐藤 淳(スポ科2・愛知明和)62分49秒(自己新)
15位 柳 利幸(教3・早大本庄)63分09秒
23位 安井雄一(スポ科1・市立船橋)63分28秒(自己新)
35位 田口大貴(スポ科4・秋田高)63分47秒
45位 三井泰樹(人科3・山形東)64分05秒(自己新)
97位 柄本勲明(スポ科2・早大佐賀)64分57秒(初記録・自己新)
124位 臼田稔宏(基幹理工4・佐久長聖)65分20秒
168位 石田康幸(商1・浜松日体)65分56秒(初記録・自己新)
176位 岡田健志(スポ科4・奈良高)66分01秒(自己新)
183位 光延 誠(スポ科1・鳥栖工業)66分07秒(初記録・自己新)
190位 高橋広夢(スポ科4・東大附属)66分14秒
221位 今井開智(スポ科2・桐光学園)66分40秒(初記録・自己新)
222位 箱田幸寛(スポ科2・世羅高)66分44秒(初記録・自己新)
230位 山田侑矢(スポ科4・伊勢高)66分44秒

高田ゆず

いつも気になる上尾名物?「ゆず最中」。高田はトップの位置は「ゆずるもんか」と、残り1キロでペースを上げる。

中村2

「これはいける」(という顔の)中村にはしっかりタイムを確認する余裕が。

佐藤

伊勢での「無念」ははらした佐藤も快走! メガネ着用で、箱根への視界も良好!?

y

前半は集団を引っ張っていた柳は自己記録にわずか届かず。

安井

初ハーフの安井は安定した走りで、好記録を出した。

田口

問い:田口は大丈夫でしょうか。答え:「大貴晩成」最後の箱根で真価発揮!

三井

軽快な走りの三井。欲をいえば、63分台に突入してほしかった。

えもと

柄本も急激に力をつけてきた。気づいたら、通り過ぎていた。快速?

臼田

最後のシーズン、なかなか調子の上がらなかった臼田。

岡田

自己新とはいえ、目標はずっと上にあったはずの岡田は無念の表情でレースを終えた。なお、石田選手を撮ろうとしたとき、なぜか係員が飛び出してきて、撮影不能に。

HIKARI

あまり失敗レースのなかった光延が、ここにきてスローダウン。心配だが、箱根で巻き返しを!

高橋

こちらも不安の高橋。箱根に間に合うのだろうか。

IMAI

まずまずの記録で走った今井。

箱田

体の絞れてきた箱田はそろそろ目覚めなければいけない。

YM

山田は苦しい走り。63分台を期待した高橋と山田が失速したのは残念だ。

2014-11-16