光延誠(鳥栖工業)、藤原滋記(西脇工業)、安井雄一(市立船橋)のスポーツ推薦トリオと石田康幸(浜松日体)選手がデビュー。まだ体の絞り切れていない選手もいたが、それぞれに持ち味を発揮して、生きのいいレースをした。
先輩たちも負けてはいられない。わずかに13分台を逃したものの、井戸浩貴が自己記録を大幅に更新したほか、三浦雅裕、佐藤淳、中村信一郎、川村裕幹が自己ベストを出した。
●男子5000m
<18組>
1位 柏部孝太郎(神大)14分30秒35
2位 林 尚範(学法石川)14分31秒83
3位 遠藤正人(南陽市役所)14分32秒52
34位 前野陽光(スポ科3・多摩高)15分05秒62
4000mまでは、ぎりぎり14分台のペースを刻んでいた前野は、4300mで足が止まった(後ろは昨年までチームメイトだった小林季生)。
<19組>
1位 村上優輝(中央学院)14分24秒30
2位 後藤田健介(DeNA)14分25秒82
3位 真家 尚(コニカミノルタ)14分26秒11
12位 臼田稔宏(基幹理工3・佐久長聖)14分32秒21
18位 川村裕幹(基幹理工2・和歌山桐蔭)14分35秒36(自己新)
積極的にレースを運んだ臼田は、やや動きすぎた反動かラスト1周で体が浮いてしまった。復調の気配を感じさせただけに悔しいレースとなった。
体も絞れ、ストライドも伸びてきた川村は、さらに進化しそうだ。
<20組>
1位 今崎俊樹(大阪ガス)14分11秒23
2位 我那覇和真(神大)14分14秒71
3位 大沼 睦(日立物流)14分15秒29
20位 石田康幸(商1・浜松日体)14分27秒89
中盤まで2番手につけて、気合の入った走りをしていた石田はOBの佐々木寛文(日清食品グループ14位)が3000mでペースを上げると、つけずに下がっていった。
<21組>
1位 川端千都(東海大)13分54秒80
2位 前田悠貴(Honda)13分55秒13
3位 青木 優(カネボウ)13分55秒80
4位 井戸浩貴(商2・龍野高)14分00秒55(自己新)
5位 光延 誠(スポ科1・鳥栖工業)14分02秒41
13位 三浦雅裕(スポ科3・西脇工業)14分07秒63(自己新)
23位 佐藤 淳(スポ科2・愛知明和)14分16秒38(自己新)
26位 藤原滋記(スポ科1・西脇工業)14分19秒76
39位 安井雄一(スポ科1・市立船橋)14分38秒42
井戸は先行していた光延(後ろ)にピッタリつき最後は一気に突きはなした。
スタートから飛び出した光延は、さすがの強さを見せてくれた(ラスト)。
狙っていただろう13分台に届かなかった三浦は、あとひと粘りだ。
安定した走りを見せた佐藤は、さらにステップアップを予感させる自己新。
藤原は中盤から先頭集団につけなくなったが、初戦としてはまずまずの記録だろう。
序盤から中盤にかけて積極的に前に出た安井は、2600mからペースが落ちた。
<22組>
1位 ザウデ・ミリオン(八千代工業)13分28秒81
2位 ヒラム・ガティア(トヨタ自動車)13分29秒29
3位 ジョセフ・カマシ(トヨタ自動車)13分32秒28
5位 佐藤悠基(日清食品グループ)13分43秒61
6位 八木沢元樹(明大)13分45秒59
25位 山本修平(スポ科4・時習館)14分07秒50
26位 中村信一郎(スポ科3・高松工芸)14分17秒8(自己新)
後方からきた久我和弥(富士通)とラスト勝負!(先着を許す)
3800mは、中村が久我と競り合いながら通過した。