今シーズン緒戦の日体大競技会は、田口、田中の上級生が自己新を出して沸いたあと、武田凜太郎が28分台にわずか及ばなかったものの好記録を出して健志台デビューを飾った。武田、平が出場した最終組は上位を学生が独占し、8位までが28分台というシーズンはじめとは思えないハイレベルのレースだった。(扉の写真は神奈川大・我那覇に食い下がる武田)
●男子10000m
<2組>
1位 臼田稔宏(基幹理工3・佐久長聖)30分02秒23
2位 松井将器(東工大)30分08秒79
3位 土井久理夫(東農大)30分11秒84
5位 中村信一郎(スポ科2・高松工芸)30分28秒61
6位 高橋広夢(スポ科3・東大附属)30分36秒74
14位 三浦雅裕(スポ科2・西脇工業)30分56秒86
36位 関口直人(商4・浦和高)34分12秒39
29分台には届かなかったが、臼田は余裕のある走りで、最後は独走。
中村はいったんは先頭に立ちペースを上げたが、6600mで臼田(中)についていけなくなった。しかし、粘り強さが出てきた。
4000m以降、先頭から大きく遅れていった高橋だが、終盤は粘って追い上げる。
三浦は5000mで先頭についていけなくなり、その後、ズルズルと下がってしまった。
最近のレースでは極端に足の止まる関口が大いに心配だ。
<3組>
1位 田口大貴(スポ科3・秋田高)29分14秒42(自己新)
2位 佐護啓輔(拓大)29分17秒24
3位 田代一馬(山梨学院)29分22秒10
7位 田中鴻佑(法4・洛南高)29分33秒69(自己新)
9000mからロングスパートした田口、追いすがる佐護を振り切って自己新のゴール。
田中(後ろ)は5600mから6000mすぎまで先頭でレースを進めたが、8300mで先頭集団から遅れはじめた。それでも粘りの自己新。
<4組>
1位 ダンカン・モゼ(拓大)28分43秒42
2位 市田 孝(大東大)28分43秒93
3位 井上大に(山梨学院)28分45秒11
4位 関口頌吾(法大)28分49秒23
5位 我那覇和真(神奈川大)28分51秒47
6位 柿原聖哉(神奈川第)28分54秒23
7位 田井慎一郎(法大)28分55秒77
8位 竹内一輝(青山学院)28分59秒82
11位 武田凜太郎(スポ科1・早実)29分04秒20(自己記録)
21位 平 和真(スポ科1・豊川工業)29分32秒14(自己記録)
28分台のペースに乗っていた武田。最後の2周で前の竹内(28分台だった)につけなかったのが惜しまれるが、堂々の記録である。
平(前)も29分そこそこかと思われたが、終盤もちこたえられなかった。
●女子3000m
<4組>
1位 中村瑠花(東農大)9分49秒36
2位 須山 愛(ユタカ技研)9分51秒72
3位 松本優花(緑が丘中)9分56秒16
29位 納谷 恵(文3・青森東)10分24秒88
長距離の女子選手は、一人になった。納谷の飛躍が期待される。