山本修平の出場した5000mは、中盤まで昨日の10000mとほぼ同じラップを刻む予想通りのスローペース。2900mで、たまらず山本が先頭に立ち、レースを引っ張った。これで、レースが動き、鎧坂と菊地賢人(コニカミノルタ)が3200mで飛び出し、たちまち縦長の展開になった。山本は突然のペースアップに反応できず、後退。4000mからは足がとまったが、失速することなく、粘りに粘ってゴール。まだまだ本調子から遠いものの、上昇機運に乗っていきそうな気配を感じさせるレースだった。
●男子5000m決勝
1位 星 創太(富士通)13分49秒57
2位 鎧坂哲哉(旭化成)13分49秒63
3位 上野裕一郎(DeNA RC)13分51秒13
15位 竹澤健介(姫路市陸協)14分06秒57
23位 山本修平(スポ科3・時習館)14分22秒15
味スタのある飛田給といえば、東京オリンピックのマラソン折り返し地点として知られている(後方に見えるのが味の素スタジアム)。右の写真は竹澤(319)の横につき1000mを通過した山本(中央が優勝した星)。