大旋風?爆発? 1年生トリオの「気配」

第16回日本学生ハーフマラソン大会は、3月3日、陸上自衛隊立川駐屯滑走路、国営昭和記念公園および公園外周コースで行われた。上位3人がユニバーシアード日本代表候補に内定するとあって、けん制しあったのか、前半はややスローなペースで進んだ。しかし、13キロまで、20人だった先頭集団が、山本修平、田口大貴を含む12、3人に絞られてからは、中村匠吾(駒大)がペースを上げて引っ張り、そのまま抜け出し好記録でゴールに飛び込んだ。昨年の犬山ハーフの勝者・中村と、前回大会の覇者・蛯名のワンツーフィニッシュとなったが、両選手とも、この時期に調子がピタリと合うのだろうか。
早大は自己新続出だが、昨年は41位までが63分台、今年も40位が64分00秒と、各校選手のレベルも確実に上がり、多くの選手たちが自己記録を更新している。手放しで喜んではいられないほどの底上げ状況だ。
しかし、田口が確実に力をつけているほか、柳、高田の気迫あふれる走り、三浦の積極性には十分見どころがあった。この1年生トリオは、来シーズン大旋風を巻き起こしそうな「気」を持っている。

●学生男子ハーフ
1位 中村匠吾(駒大)62分41秒
2位 蛯名聡勝(帝京大)62分49秒
3位 山岸宏貴(上武大)62分51秒
4位 田井慎一郎(法大)62分54秒
5位 井上大仁(山梨学院)62分58秒
6位 田口雅也(東洋大)63分00秒
7位 関口頌吾(法大)63分01秒
8位 片川準二(大東文化)63分04秒
9位 市田 孝(大東文化)63分04秒
10位 山本修平(スポ科2・時習館)63分12秒
14位 田口大貴(スポ科2・秋田高)63分16秒(自己新)
16位 高田康暉(スポ科1・鹿児島実業)63分26秒(自己新)
17位 柳 利幸(教育1・早大本庄)63分26秒(自己新)
20位 三浦雅裕(スポ科1・西脇工業)63分31秒(自己新)
29位 志方文典(スポ科3・西脇工業)63分50秒(自己新)
40位 相原将仁(教育3・早実)64分00秒(自己新)
67位 田中鴻佑(法3・洛南高)64分30秒
68位 臼田稔宏(基幹理工2・佐久長聖)64分31秒
88位 高橋広夢(スポ科2・東大付属)64分52秒(自己新)
134位 山田侑矢(スポ科2・伊勢高)65分36秒(自己新)
168位 中村信一郎(スポ科1・高松工芸)65分58秒(自己新)
215位 中村駿介(社学1・岡崎城西)66分31秒(自己新)
219位 徳留 駿(法2・早大本庄)66分40秒(自己新)
266位 小林 快(社学・秋田工業)67分12秒(自己新)
269位 山下尋矢(スポ科1・浜松西)67分14秒(自己新)
286位 中山幸治(文化構想1・関東学院)67分28秒(自己新)
291位 岡田健志(スポ科2・奈良高)67分30秒(自己新)
299位 鳥山 賢(教1・岡山城東)67分35秒(自己新)
346位 前野陽光(スポ科1・多摩高)68分05秒(自己新)
427位 藤澤怜欧(スポ科1・多摩高)69分10秒(自己新)
819位 関口直人(商3・浦和高)1時間27分20秒

まだ調子が戻り切れていない山本は、上位選手に最後は振り切られてしまった。

終始先頭グループに食らいついていた田口。もうひと粘りが課題となったが、収穫もたっぷりだ。

最後まで一進一退のデッドヒートがつづいた柳(前)と高田。残り100mから高田がスパートして同タイム先着した。

終盤惜しくもスタミナ切れとなった三浦だが、爆発の予感がするレースだった。

志方と相原。こちらも、相原が志方に最後まで食らいついてた。

63分台を狙った臼田だったが

田中

高橋は目指した64分台をクリアして自己新。

山田

中村信一郎にも粘りが出てきた。

中村駿介

徳留のラスト。

17キロを通過する山下。

13キロを通過する岡田。

青梅激走の反動か、小林はやや精彩を欠いた動きだった。

中山も青梅の疲労が抜けず?、力を十分発揮できなかった。

同じく青梅組の藤澤は、余裕残しのレースに見えたが?

相原というより日体大・勝亦にピンが。以下、ピンボケごめんなさいシリーズ。

視界不良のなかから、すぐ目の前に出現。ゴールにゴー、ゴースト鳥山(大変失礼いたしました)。

13キロを通過する前野、突然現れ、ゆえにピン合わせられず、ごめんなさい。

 

 

 

 

 

2013-03-03