一般入試やセンター利用、指定校推薦などで入学し、競走部の門を叩いた選手たちが、健志台デビュー。気温は27℃を超え、記録を狙うには少々厳しいコンディションだったにもかかわらず、いきなり自己記録を更新する選手も現れ、それぞれ期待のもてる走りを見せてくれた。また、2年生の高橋広夢が、関東インカレでの田口大貴の走りに刺激を受けたか、積極的なレースで自己新をマークしたのがとくに光った。
17組、レースを引っ張る三浦と高橋。
●男子5000m
<13組>
1位 小林正俊(創価大)15分05秒14
2位 太田晃貴(花咲徳栄高)15分10秒75
3位 秋山和愛(花咲徳栄高)15分16秒27
4位 三井泰樹(人科1・山形東高)15分16秒79
8位 安田 匡(商1・安積高)15分28秒46
19位 鳥山 賢(教1・岡山城東)15分36秒98
終盤こそ先頭から離されたものの、ペースの上げ下げにも反応し、安定した走りを見せた三井。
安田は気迫のこもったレースで、まずは自己記録を更新!
一般入試の鳥山は、体力を戻すのに時間がかかりそうだが、走り自体、悪くなかった。
<14組>
1位 松井綾人(愛知高)14分55秒45
2位 藤原友章(東農大)14分57秒75
3位 大澤 拳(東農大)14分58秒18
2300mで足が止まり、以降苦しいレースになった山田明。
<16組>
1位 李 勛(中央学院)14分58秒25
2位 細谷恭平(水城高)14分58秒69
3位 大蔵孝典(中央学院)14分59秒76
14位 山下尋矢(スポ科1・浜松西)15分13秒09
22位 神田一貴(商3・須磨学園)15分26秒69
26位 岡野 徹(文3・星陵高)15分34秒49
山下は先頭にぴったりついて走る。残り800mで、上位選手が動くとついていけなかったが、ダイナミックで積極的な走りには期待がもてる。
上位をいいペースで走っていた神田は、3600mに向かうバックストレートで、前の選手の足がからみ、大きく転倒。このダメージで終盤は伸びきれず、悔しいレースになった。
岡野は、3000m過ぎに集団からこぼれ、一時は最後方まで下がったが、終盤持ち直して追い上げる。
<17組>
1位 藤井寛之(中大)14分40秒08
2位 児玉雄介(コモディイイダ)14分40秒85
3位 高橋広夢(スポ科2・東大付属高)14分44秒84
10位 當山貴大(政経2・コザ高)14分52秒19
11位 山田侑矢(スポ科2・伊勢高)14分52秒63
高橋は、積極的なレースが自己記録更新につながった。
山田(前)と當山、激しいラストの競り合いは當山に軍配が上がった。當山の粘りも目についた。
序盤、レースを引っ張った三浦。1600mで突然後方まで下がり、2700mでまた上げるという動きの激しいレースで消耗。
<18組>
1位 市村龍太郎(山梨学院大附高)14分35秒62
2位 杉沢 諒(国士舘大)14分36秒31
3位 田中雅人(国士舘大)14分39秒40
26位 萩原 涼(人科4・早実高)14分59秒53
萩原には、復調近しを思わせる粘りが少し見えてきた。
<19組>
1位 長浜雄一(東洋大)14分30秒45
2位 赤松宏樹(神奈川大)14分33秒14
3位 信時一輝(順大)14分34秒32
4位 田中鴻佑(商3・洛南高)14分35秒30
15位 西城裕尭(スポ科4・早実高)14分53秒69
田中のレースぶりはすっかり安定してきた。ここから1ステップ上がってほしい。
ときに起こる西城の変調。後半はバランスを崩した走りになってしまった。
<20組>
1位 大池達也(順大)14分15秒98
2位 小澤一真(順大)14分16秒86
3位 木村翔太(東農大)14分17秒96
20位 相原将仁(商3・早実高)14分37秒00
2400mからのペースアップに遅れをとったものの調子は上がっているように見えた。