第47回千葉国際クロスカントリー大会は、なんだか選手にときめく「婦女子」が増えて、これまで見られなかった雰囲気の中、千葉市「昭和の森」コースで行われた。
一般男子12000mに出場した大迫傑は、6000mを前にして、日本人選手のトップ(こういう言い方はイヤだが)に立つと、高橋優太(SB食品)、佐藤悠基(日清食品G)ら実業団の強豪選手を寄せつけない強さで、そのままゴール。西城裕尭も、終始上位で粘り、箱根の7区で区間賞だった大津顕杜(東洋大)を振り切り16位と力強い走りをみせた。
●一般男子12000m
1位 チャールズ・ディランゴ(世羅高)34分59秒
2位 マーティン・マサシ(スズキ浜松AC)35分09秒
3位 ジョン・ガサイヤ(世羅高)35分38秒
4位 大迫 傑(スポ科2・佐久長聖)35分44秒
7位 設楽悠太(東洋大)36分15秒
10位 田口雅也(東洋大)36分28秒
13位 久我和弥(駒大)36分41秒
15位 菊地賢人(明大)36分47秒
16位 西城裕尭(スポ科3・早実)36分50秒
17位 大津顕杜(東洋大)36分56秒
46位 臼田稔宏(基幹理工1・佐久長聖)38分17秒
ゴールに向かう大迫。ロンドン五輪をみすえて、好感触で今シーズンの締めくくりができそうだ。
箱根のリベンジは必ず果たすという西城は、気迫のこもったレースをしてくれた。
今年ブレイクが期待される臼田。ここからがスタートだ。
表彰台に立つ左から4位・大迫、5位・高橋優太、6位・佐藤悠基。
●一般男子4000m
1位 村上康則(富士通)11分54秒
2位 小池寛明(東洋大)11分58秒
3位 今枝浩二(神奈川大)12分03秒
20位 工藤晧平(スポ科2・熊本工業)12分24秒
東洋大の選手が12人出場するレースとなり、昨年、このレースで4位に入賞した工藤がどこまでやれるか注目された。しかし、昨年の勢いには遠く、前回楽勝した東洋大・小池にも大きく遅れ、復調とはいかなかった。
●ジュニア男子8000m
1位 久保田和真(九州学院)24分33秒
2位 横手 健(作新学院)24分41秒
3位 上村和生(美馬商業)24分44秒
6位 高田康暉(鹿児島実業)24分50秒
今春、入学予定の高田は後半じりじりと追い上げ6位入賞。右は招待選手の小山裕太(豊川工業)。12位と健闘した中村も入学予定。
12位 中村信一郎(高松工芸高)25分09秒