今回もまた、ふたりの新人が健志台で初舞台を踏んだ。気温が高く、ちょっと気の毒なコンディションだったが、積極的に走る中村、粗削りだが粘りのある中山。記録は別にして、まずまずの走りだった。また、このところ安定感を欠いていた高瀬が、久しぶりにいい走りを見せた。これは上昇のきっかけとなるだろう。
(扉の写真は納谷に声援を送る左から、高瀬、小林、中山)
●男子5000m
<18組>
1位 吉田 豊(武蔵越生高)15分12秒75
2位 槻澤 翔(警視庁)15分14秒03
3位 山中孝一郎(東京陸協)15分14秒49
11位 中村駿介(社学1・岡崎城西)15分24秒45
20位 中山幸治(文化構想1・関東学院)15分32秒48
3500mからトップに立ちレースを引っ張る中村。
中村とは逆に3500mから後退していった中山。しかし、ズルズル落ちることなく粘る。
<18組>
1位 船倉大輔(大東文化大)14分47秒82
2位 永井秀篤(中大)14分48秒76
3位 上田祐貴(大東文化大)14分49秒02
20位 小林 快(社学2・秋田工業)15分26秒91
粘りが身上の小林だが、早いペースでレースが進み、中盤からついていけなかった。
<19組>
1位 橘 明徳(プレス工業)14分32秒56
2位 田中瑞穂(中央学院大)14分32秒64
3位 小早川健(武蔵越生高)14分45秒18
15位 高瀬和人(人科4・成章高)15分06秒16
15分を切るペースだった高瀬。終盤ひと伸び足りなかったが、復調の兆しが見えた。
●女子5000m
<24組>
1位 亀山優美(日大)17分21秒15
2位 久保汐里(日大)17分27秒48
3位 納谷 恵(文2・青森東高)17分29秒97(自己新)
2000mから、日大2選手と3人のレースになった。3900mで亀山が飛び出したが、納谷は久保のペースにつき自己新をマークした。
<26組>
1位 オバレ・ドリカ(日立)15分40秒55
2位 横沢永奈(第一生命)15分46秒07
3位 尾崎好美(第一生命)15分53秒51
21位 天児芽実(スポ科4・新潟第一高)16分36秒55
調整で出場してきたオリンピックマラソン代表の尾崎をはじめ実業団の一線級と、どうわたりあうか注目された天児。今シーズンは15分台突入が期待される。