熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われた日本選手権、男子5000m決勝で、大迫傑が13分43秒15で6位に入賞した直後、日体大健志台グラウンドでは、大串顕史が13分59秒15を出し、応援をしていた競走部員からも、「やったぁ」の声が沸き上がった。これで、13分台の記録ホルダーは、八木、矢澤、平賀、大迫につづき5(訂正)人目となった。
なお、大迫と同じ日本選手権、男子5000mに出場した平賀翔太は、14分10秒30で24位だった。
(トップページにできるだけ多くの選手が登場するようHPのデザインを変更しました。古い原稿をそのまま入れているため、見にくいと思いますが、しばらくの間、お許しください)
●男子5000m
<27組>
1位 八木沢元樹(明大)13分55秒04
2位 マイケル・ギチンギ(東邦リファイン)13分55秒49
3位 安西秀幸(日清食品G)13分55秒77
7位 久我和弥(駒大)13分58秒01
8位 大串顕史(早大)13分59秒15(もちろん自己新)
67秒ペースに最後までしっかりついて、13分台に突入。
ペースがゆるむことのないサバイバル戦に残った学生選手。前から、久我、八木沢、大串。ラスト200からは、八木沢がすばらしい切れ味を見せて抜け出した。
テレながらの軽いガッツポーズ。
<19組>
1位 田井慎一郎(法大)14分44秒94
2位 若松直樹(法大)14分45秒19
3位 森永貴幸(法大)14分48秒82
8位 田中鴻佑(早大)14分57秒32
14位 澤田拓朗(早大)15分08秒90
17位 高橋広夢(早大)15分12秒78
27位 小林 快(早大)15分26秒57
31位 浅川祥史(早大)15分32秒49
2900mで落ちてきた高橋(13)を捉える田中(9)。田中はこのあと、再三、ペースを上げようとしたが、上がり切れなかった。
残り2周からエンジンのかかってきた澤田。
関東インカレ10000m競歩8位入賞の小林。中盤まで粘りづよい走りを見せた。
浅川は、苦しいレースがつづいているが、15分の壁を突破してほしい。
<21組>
1位 前堂紗弥香(大阪学院大)16分48秒69
2位 高木麻子(東農大)16分49秒77
3位 前田さやか(セカンドウィンドAC)16分52秒47
7位 天児芽実(早大)17分04秒56
前半、上位でレースを進めていた天児。3000mでペースが上がると、つききれなかった。
<23組>
1位 秋山怜士(日体大)14分34秒09
2位 柴内康寛(警視庁)14分39秒58
3位 松木啓次郎(警視庁)14分42秒68
26位 神田一貴(早大)15分12秒96
30位 山田侑矢(早大)15分23秒86
35位 内田皓大(早大)15分53秒37
36位 高瀬和人(早大)16分02秒20
1400m過ぎに早大選手4人ともが後方の位置取りになった。2400mから、神田だけが追い上げて、ラストスパート。
山田(前)と神田。山田は中盤から神田に徐々に離される。
2800mで足が止まった内田。故障明けの高瀬(内田の後ろ)は2000mで最後方に下がると、失速してしまった。
<24組>
1位 原田直樹(創価大)14分28秒91
2位 永井秀篤(中大)14分33秒69
3位 渡辺寿喜(NTT東京)14分34秒80
29位 萩原 涼(早大)14分53秒68
不本意なレースがつづいていた萩原は、久しぶりの14分台で、復活の手応えをつかんだか。
<25組>
1位 樋口正明(創価大)14分10秒73
2位 佐藤辰準(警視庁)14分19秒80
3位 西澤佳洋(駒大)14分20秒50
14位 田口大貴(早大)14分44秒38
29位 山下良祐(早大)15分00秒77
31位 徳留 駿(早大)15分02秒15
32位 田澤範樹(早大)15分04秒53
36位 柴田聖也(早大)15分25秒86
38位 関口直人(早大)16分08秒45
田口は、落ちそうで落ちない粘りのある走りで、自己記録には及ばなかったものの、まずまずのタイムを出した。
2800m過ぎ、山下(右)と徳留。4年生と1年生の競り合いは4年生が振り切る。
2000mまでストライドもよく伸び、いいペースでレースを引っぱった柴田。先頭を譲ると、なぜかズルズルと後退していった。
走りこめていないという関口の状態が心配だ。このレースも2400mから、まったく動けなかった。
なぜだか田澤のレース中の写真がなかった。で、西城とダウン中のカットでお許しを。
<26組>
1位 橋本雅史(萩市陸協)14分18秒03
2位 伊藤和麻(千葉陸協)14分19秒71
3位 香川竜一(帝京大)14分19秒83
14位 西城裕尭(早大)14分35秒54
16位 相原将仁(早大)14分36秒39
24位 安永 陽(早大)14分49秒01
30位 亀山翔平(早大)15分05秒89
31位 臼田稔宏(早大)15分09秒39
32位 工藤皓平(早大)15分20秒95
OBの伊藤和麻がやけに好調だ。今日も自己ベスト(14分17秒9?)に近い記録で2位に。後輩の西城としても負けてはいられない。復調の気配を感じるレースだった。
こちらも早実の後輩・相原のラストスパート。後半追い上げたが、自己記録に1秒強及ばなかった。
序盤、集団のなかでもまれ、最後方まで下がったが、終盤きっちり追い上げたのは4年生の意地か。
4000mから落ちてきた4年生・亀山(左)と1年生・臼田の勝負は4年生に軍配。ただし、下位争いだったのが残念。今日は、大串を除くと、4年生が振るわなかったのが流れを悪くしたような気がする。巻き返しを期待しよう!
なんと、2000mで工藤と安永が最下位争い。安永がここから切り替えられたのに、工藤はこのまま失速。