第44回東京六大学対校陸上(4月2日)

●3000mSC

1位 工藤皓平(早大)9分04秒33
2位 田澤範樹(早大)9分08秒53

3位 笹崎高志(明大)9分10秒15

法大・田子祐輝、明大・笹崎を田澤、工藤が余裕をもって追う。

残り500mでスパートした工藤がそのまま独走。最後の水濠障害を越える。

●1500m

1位 八木沢元樹(明大)3分48秒60
2位 大迫 傑(早大)3分49秒01(自己新)
3位 岡崎達郎(早大)3分50秒60

岡崎(先頭)だけを相手と見た大迫はラスト350mからロングスパート。岡崎を15m離して楽勝かと思われた。

しかし、 結果として、早仕掛けとなり、明大のルーキー八木沢(那須拓陽)にホームストレートでかわされた。

●5000m

1位 矢澤 曜(早大)14分03秒04
2位 八木勇樹(早大)14分15秒73

3位 菊地賢人(明大)14分20秒95

滑り出し、八木が矢澤をぴったりマーク。明大の北魁道、菊地がつづく。

3000mで矢澤がペースを上げると誰もつけず、一人旅に。ラスト1周、電光板でタイムを確認する矢澤。

終盤までつづいた八木と菊地のデッドヒート。八木は3600mすぎに菊地に抜かれたが、4100mで抜き返し、そのまま押し切った。

<オープン>

●3000mSC

1位 相原将仁 9分22秒83
4位 神澤雄一 9分29秒78
6位 星 雄之 9分31秒76
9位 関口直人 9分50秒01

法大OB・齋藤雄太郎を先頭に、関口(中央)、相原、星(後ろ左)、神澤の早大勢が最初の障害を越える。

中盤飛び出した神澤(右奥)を追いつめる相原。

●女子1500m

1位 天児芽実 4分45秒62
2位 横山由佳 4分54秒53

天児、2位横山を大きく離してゴール。

横山は、天児についていけなかったものの、後続との差は広げていった。

●5000m1組

1500mで優勝した八木沢をはじめ、有力選手がごっそり入った明大。13分台の記録を持つ有村優樹(鹿児島実業)を先頭に、山田速人(西脇工)、、大六野秀畝(鹿児島城西)らがレースを引っ張る。

1位 大串顕史 14分17秒63

会心のレースで自己新。大串からは思わずガッツポーズが出た。3000mで先頭にとりつき、4400mで一気に抜け出した。

8位 安永 陽 14分33秒41

粘り強く走り、シーズン当初としては、まずまずの記録をマークした安永。

9位 市川宗一朗 14分44秒17

中盤以降、ズルズル下がっていった市川だが、あきらめず前を追い、4300mでは西城を捉えた。3800m、明大の1年生・小川恭平と競り合う。

10位 西城裕尭 14分53秒26

先頭集団を形成した明大ルーキーたちの直後で、レースを進める西城。しかし、青梅同様なぜか失速した。前は明大の新人・文元慧(京都洛南)。

14位 臼田稔宏 15分16秒03

14分13秒26の記録を持つ早大期待の新人・臼田(佐久長聖)。序盤こそ上位にいたが、2000mからついていけず、ホロ苦デビューとなった。

●500m2組

4位 柴田聖也 15分04秒21

2000mから先頭に立ってペースをつくった柴田。そのまま押し切れるかに見えたが、3700mでトップを譲って惜しくも4位。

7位 田中鴻佑 15分08秒07

田中は、後方からすばらしい追い上げをみせた。まずは、神田、萩原を捉える。

8位 亀山翔平 15分09秒57
10位 徳留 駿 15分14秒00

終始、亀山(前)に食い下がっていたルーキー・徳留(早大本庄)も、最後は先輩の意地に振り切られた。

11位 神田一貴 15分16秒17
12位 井上太郎 15分20秒03

徳留をターゲットに追う神田(前)に、井上も懸命につく。

14位 萩原 涼 15分29秒74
15位 山下良祐 15分34秒17

山下(前)は上位から、徐々に後退していき、終盤は失速。萩原も動きが鈍く、不本意な結果に終わった。

16位 小林 快 15分50秒85

新人・小林(秋田工)は、高校時代、競歩で活躍した選手。

●5000m3組

1位 山野友也 15分04秒55
2位 内田皓大 15分41秒21
5位 浅川祥史 16分04秒55

今シーズン、中距離ブロックから長距離に「鞍替え」した内田が意欲的に飛び出し、山野、淺川がつづいた。しかし、淺川は1500mで東大・佐々木にかわされると、そのまま後退。

2500mを過ぎると、山野が先頭に立ち、それからは完全に独走となった。



2011-04-02