渡辺監督は、「東洋大は、オーダーのバリエーションがふたつくらいしかないと思う。しかし、うちは無数にある」と余裕のコメントを出していた。その無数のうち、従来のパターンを破った布陣を選択してきた。このオーダーには、柏原を意識した先手必勝の気概がうかがえる。まだ、各校お互いに「手の内」を見せていない区間もあり、当日のかけひきもおもしろそうだ。佐々木が山を上れないのは痛いが、初の箱根で、山を任された猪俣、高野の4年生は力がある。プレッシャーを感じずに、普段着の走りができれば、大きな結果が期待できる。
監督も口にしていることだが、3冠は10年ごとにやってくる。1990年・大東大、2000年・順大に次ぎ、「チャンスの順番」は早大に回ってきた。チャンスの後ろ髪をしっかり捉まえ、「3度目も正直」になることを祈ろう。
1区:大迫 傑
2区:平賀翔太
3区:矢澤 曜
4区:前田悠貴
5区:猪俣英希
6区:高野寛基
7区:佐々木寛文
8区:北爪貴志
9区:市川宗一朗
10区:萩原 涼
補欠:中島賢士、大串顕史、三田裕介、八木勇樹、西城裕尭、志方文典
なお、22日にお知らせした応援場所が往路と復路が逆になっていました。昨日訂正しましたので、改めてご確認ください。