大麻、ニセ札事件の余波で、日体大長距離競技会が中止され、急きょ、東海大への「参戦」となった。まだ八重桜が咲き誇るグラウンドでは、関東インカレを1ヵ月後に控えた各校選手たちが積極的な走りをみせ、多くの組が見ごたえのあるレースとなった。
●男子5000M <2組> 1位 中村 純也(中大)15分12秒50 2位 大槻晃靖(柏日体高)15分22秒13 3着 長谷川晃(早大同好会)15分27秒80 4位 山下良祐(早大)15分31秒93
<3組> 1位 牛山雄平(諏訪二葉高)14分58秒36 2位 小森祐一(早大)15分05秒39(自己新) 3位 霜田幸宏(柏日体高)15分07秒21 6位 神澤雄一(早大)15分12秒13
3000Mから上位に取りついた小森(前)は自己新で2位に食い込んだ。後ろは神澤。
<4組> 1位 小久保雄太(山梨学院)14分48秒45 2位 鈴木淳也(松陰大)14分50秒61 3位 松本大樹(山梨学院)14分51秒26 4位 柴田聖也(早大)14分53秒73
3200Mで、トップに立った柴田だが、最後まで持ちこたえられず、自己新に迫る記録ながら4位。
<5組> 1位 坂本勝利(拓大)14分41秒09 2位 宇津木亮(拓大)14分47秒57 3位 村上雄亮(拓大)14分48秒32 15位 亀山翔平(早大)15分12秒97
<6組> 1位 大庭祐貴(神大)14分36秒44 2位 海老原匠(東海大)14分38秒63 3位 土屋 毅(山梨学院)14分38秒83 13位 安永 陽(早大)14分52秒53 17位 福島啓太郎(早大)15分00秒00
安永は最後方から徐々に順位を上げ、ラスト200のスパートで14分台に。
序盤、レースを引っ張った福島。2400からのペースアップに、ついていけなかった。
<7組> 1位 鎌田大輝(大東文化)14分25秒58 2位 松枝 翔(山梨学院)14分27秒16 3位 田口恭輔(山梨学院)14分27秒21 21位 井上太郎(早大)15分17秒10
このクラスにしては、ペースの速い展開になり、井上はずるずると後退。
<8組> 1位 萩原 涼(早大)14分31秒79(自己新) 2位 日坂充宏(國學院)14分35秒78 3位 星野光汰(専大)14分36秒29 4位 西城裕尭(早大)14分36秒35
六大学のオープンレースでも、元気なところをみせていた萩原(前)と西城。中盤、萩原が飛び出し、そのまま逃げ切った。
<9組> 1位 宮澤公孝(國學院)14分25秒76 2位 木村茂樹(プレス工業)14分26秒83 3位 梅野大地(大東文化)14分27秒38 12位 大串顕史(早大)14分37秒35
2400Mで大串はいったん上位に進出したが、3000Mからのペースアップに脱落。
<10組> 1位 前田悠貴(早大)14分08秒62(自己新) 2位 撹上宏光(駒大)14分08秒99 3位 高野寛基(早大)14分09秒63(自己新) 12位 尾崎貴宏(早大)14分19秒93 28位 神澤陽一(早大)14分57秒47
六大学同様、前田の勝負強さが目をひいた。前、堺晃一(富士通)を追う前田。
わずかながらも、「ようやく」自己新を更新した高野。好調維持!
序盤で先頭から遅れた尾崎は苦しいレースに。
<11組> 1位 ガンドゥ・ベンジャミン(日大)13分51秒50 2位 藤原正和(Honda)14分00秒28 3位 秋山羊一郎(Honda)14分02秒05 13位 平賀翔太(早大)14分15秒67 15位 中島賢士(早大)14分19秒36 18位 加藤創大(早大)14分25秒64
粘り強い走りで、駒大・久我(33)を競り落とした平賀。
中島にとっては、前半のいい流れに乗れなかったのが痛い。
後方からのレースになった加藤は、ペースの落ちた選手を拾うレースになった。
<12組> 1位 ギタウ・ダニエル(日大)13分23秒72 2位 ジョン・ツォー(トヨタ自動車)13分23秒75 3位 マーティン・ムクレ(トヨタ自動車)13分48秒78 4位 森本卓司(神大)13分52秒18 13位 八木勇樹(早大)14分03秒65
ダニエルのハイペースに1500M以降、遅れていった八木。東農大のエース・外丸(後ろ=14分14秒83 18位)には楽に先着した。