大会前、西日本新聞のサイトにこんな記事が載っていた。
<白石高出身で、早稲田大3年の高原聖典選手(20)が、8日に唐津市で開かれる「第49回唐津10マイルロードレース」に早大の選手として25年ぶりに出場する。来年4月に予定される早大傘下の中高一貫校開校を縁に、市が早大側に選手派遣を要請した。高原選手は「ベストの走りを見せたい」と意気込んでいる。
この大会に早大選手が出場したのは1984年の第24回大会が最後。現在、中国電力の監督を務める坂口泰氏が4位に入った。今回は市が招待選手として出場を依頼し、競走部の渡辺監督が郷土勢の派遣を決めた。
高原選手は、佐賀市久保田町出身。昨年の全日本大学駅伝5区で区間賞を取ったが、今年1月の箱根駅伝は足の故障で出場を逃した。今は「順調に回復し、調子も上がってきた。虹の松原を走るコースも楽しみ」と号砲が待ちきれない様子。
卒業生の半数が推薦で早大に入学できる唐津市の中高一貫校は、関係者がスポーツ選手の育成にも意欲を見せる。高原選手は「いずれ唐津から早稲田の箱根ランナーが出るとうれしい。そのためにしっかりとした走りを見せたい」と話す。>
箱根で、高原は、悔しい思いをしたに違いない。足の故障はあったかもしれないが、走れない状態ではなかったはずだ。高原の能力より、4年生の安定性が買われて、エントリー変更されたのなら、高原の課題はひとつ。常に安定した走りを見せることだ。それも、高いレベルで。優勝のためには、高原の力がどうしても必要である。シーズン最後の(?)レースはどうだったのだろうか。
1位 三津谷裕(トヨタ自動車九州)47分04秒
2位 サイラス・ジェイ(日産自動車)47分10秒
3位 藤山哲隆(SUMCO TECHXIV)47分44秒
21位 高原聖典(早 大)48分54秒