<総合> 1位 日 大 5時間21分04秒 2位 東洋大 5時間24分40秒 3位 明 大 5時間24分54秒 4位 早 大 5時間25分46秒
第一工大、駒大、早大、明大、日大と1位の「座」がめまぐるしく変わっていった今大会を見ていると、駅伝はいまや一人の油断も許されない椅子取りゲームと化しているような気がする。区間賞を二人も出しながら、シード権を取れなかった駒大。同じく二人の区間賞で栄冠を目の前にしながら勝てなかった明大。スーパーエースのいないチームは全員が100%の力を出し切らないと優勝できないことがよくわかる。優勝を期待された早大も、それにふさわしいレースができたとはいえないだろう。しかし、全日本は箱根のステップレースにすぎない。三大駅伝などという言い方はマスコミが勝手に名づけたもので、箱根と出雲、伊勢を並列に考えることはない。ただ、競り勝てない、粘りきれないという弱点が見えている以上、それを克服していかない限り、箱根路も厳しい道のりになるだろう。
区間記録 <1区>14.6? 1位 K・ジュグナ(第一工大)42分47秒 2位 柏原竜二(東洋大)43分08秒 3位 矢澤 曜(早 大)43分55秒 4位 早川 翼(東海大)43分56秒 <2区>13.2? 1位 宇賀地強(駒 大)37分50秒 2位 村澤明伸(東海大)38分25秒 3位 鎧坂哲哉(明 大)38分51秒 5位 八木勇樹(早 大)39分19秒 <3区>9.5? 1位 渡邉嵩仁(中央学院)27分38秒 2位 佐々木寛文(早 大)28分10秒 2位 今崎俊樹(立命大)28分10秒 2位 堂本尚寛(日 大)28分10秒
佐々木と渡邉、ラスト200Mのデッドヒート。
<4区>14.0? 1位 G・ベンジャミン(日大)41分12秒 2位 石川卓也(明 大)41分50秒 3位 平賀翔太(早 大)42分06秒 <5区>11.6? 1位 安田昌倫(明 大)34分51秒 2位 田中飛鳥(東海大)35分08秒 3位 谷口恭悠(日 大)35分11秒 12位 三田裕介(早大)36分21秒 <6区>12.3? 1位 高林祐介(駒 大)36分09秒 2位 松枝 翔(山梨学院)36分53秒 3位 佐藤寛才(東洋大)36分54秒 5位 神澤陽一(早 大)37分38秒
08年の箱根以来の駅伝となった神澤は、落ち着いた滑り出しで、堅実な走りを見せた。
<7区>11.9? 1位 遠藤寿寛(明 大)36分06秒 1位 田中貴章(東洋大)36分06秒 3位 佐々木健太(中大)36分20秒 13位 前田悠貴(早大)37分13秒
気温が26℃まで上がり、初陣・前田には厳しいレースとなった。
<8区>19.7? 1位 G・ダニエル(日大)56分54秒 2位 大石港与(中大)1時間00分26秒 3位 小林光二(中央学院)1時間00分47秒 5位 尾崎貴宏(早大)1時間01分04秒
昨年やられた深津には4秒優ったが、ともに昨年より苦しい走りだった。